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保養プログラム「つながる福島&スキー・スノボぽかぽか」

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避難の共同センター主催「つながる福島&スキー・スノボぽかぽか」 岡田めぐみ 2021 年 12 月 27 日~ 12 月 29 日の 3 日間、原発事故当時、子どもを連れてさまざまな選択をした親、そして子どもだった世代との交流のため、 FoE Japan と共に保養プログラムに加え、「つながる福島」座談会を企画しました。 私自身、原発事故が起き幼子 2 人と妊娠中に避難をし、懸命に子育てをし、 10 年という月日が経過しました。あの時、お腹にいた子どもが 10 歳になり、あの事故が全くの記憶にない世代が大きくなってきているということに、とても不安を感じていました。子ども目線で、原発事故を知らないということは、あれだけの事故を起こした原発を子どもたちが容認してしまうのではないかという危機感を感じたのです。 「忘れてはいけない」から「伝えていかなければいけない」に移行しなければ、 被害を縮小し、廃炉作業や原発再稼働という負の遺産を残し、どうしてあの時原発を止めてくれなかったのかという、先人の絶望感へと変わっていってしまう。それだけは、なんとかして食い止めなくてはならない、私たちにできることはないかという想いでした。 座談会の中での内容は、親子では伝えにくいことを他の大人から聞くこと、また同世代から共感きることがあると考え、 1 日目は全体(年代を超えて)で話しあいを、 2 日目は、大学生以上のグループ、中高生のグループ分けて話し合いをしました。 大学生は当時小・中学生だった世代・中校生は当時幼児だった世代、同じ子どもでも小・中学生った子どもたちと、幼児だった子ども達とでは、体験も記憶も全く違っており、原発事故への意識がとても違うことに驚きました。例えば、小中学生は、マスク登校していたことや、プールに入れなかったこと、暑い夏も窓を閉め切っての授業をはっきりと覚えています。幼児は外遊びができなかったため、遊び方がわからない。親にマスクをしろと言われた。木が枯れた。など何となくおぼろげな記憶と、親がそのことに一生懸命だった姿を認識していました。 「伝えていかなければいけない」とは、その世代・体験・環境によってさまざまな意識の違いが見えてきました。そして、宿泊を通して、時間を多く共有することにより、安心・話してもよい場を作ることができ、今後、何をしていったらよいのか、何が大